1.雪どけ水のたゆたいて 春はやさしき手取川
  植えわたしたる早苗田に 慈愛の水をそそぎつつ

2.みなかみ遠き白山を 越えて秋風吹き来れば
  学舎かこむ千町田に 黄金の稲穂波をうつ

3.恵みつきせぬ橘の 広野の土の豊けさは
  われらが父祖のたゆみなく 耕し来たれるたまものぞ

4.流れてやまぬ川のごと 日々に新たに学びつつ
  父祖の開きし土の上 平和の文化うちたてむ

学校紹介

近くて遠い手取川
 東に仰ぐ白山を源とする手取川は、校区に沿って南を流れ、西の日本海に注ぎ込みます。流域の人々に恵みをもたらし、かつては子どもたちの遊び場であった手取川も、昨今の社会情勢から子どもたちだけで行くことができない近くて遠い川となってしまいました。そこで、本校では「手取川学習」を行い、手取川に親しんでいます。

手取川によって培われた人情と絆
 手取川の恵みは、農業を生業としてきた人々の生活を潤してきましたが、暴れ川として、過去幾度となく洪水という大きな苦難ももたらしてきました。この地の歴史は、その苦難から復興してきた逞しさそのものの歴史でもあるのです。このように、人々の暮らしにとって切っても切れない手取川によって培われた人情は厚く、洪水の苦難に耐えた人々の絆が今も脈々と息づいているのです。

明るく純朴な橘っ子
 豊かな自然環境と地域の人情と絆に育まれた「橘っ子」は、明るく純朴です。又、隣接する橘保育所から入学する子どもたちがほとんどですから、学年を越えて遊ぶような子供どうしのつながりも受け継がれています。そんな橘っ子の通う学校が、田園の集落の中にある白い建物、川北町立橘小学校なのです。
 

校 歌          作詞 畑本 俊男   作曲 大原 善衛 

めざす児童像

   たくましい子

   ちからを合わせる子

   ばっちり、学ぶ子

   なにごとも、やりぬく子

(流れているのは、橘小学校の校歌です